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螽斯
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きりぎりす
ふりがな文庫
“
螽斯
(
きりぎりす
)” の例文
さうして驚き易い私の皮膚と靈はつねに
螽斯
(
きりぎりす
)
の薄い四肢のやうに新しい發見の前に喜び顫へた。兎に角私は感じた。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
未決監を出てからもう彼是一と月、その間、日となく夜となく緊張し切つた俺の神経はまるで
螽斯
(
きりぎりす
)
のやうに
間断
(
きり
)
もなく顫へ続けた。狂気と錯乱とがもう俺の目前に赤く笑つてゐる。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
磯草むらの
螽斯
(
きりぎりす
)
鳴かずにゐられで鳴きしきる
真珠抄
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“螽斯”の意味
《名詞》
螽斯(しゅうし)
きりぎりすの漢名。
(詩経螽斯篇より)子孫が繁栄すること。
皇后・中宮の唐名。
(出典:Wiktionary)
“螽斯(キリギリス)”の解説
キリギリス(螽蟖、螽斯、蛬)とは、バッタ目キリギリス科キリギリス属に分類される昆虫のうち、日本の本州から九州地方に分布する種群すなわち、ヒガシキリギリスとニシキリギリスの総称。あるいはそれらを同一種と見なし、亜種や型を認めない場合の標準和名である。
(出典:Wikipedia)
螽
漢検1級
部首:⾍
17画
斯
漢検準1級
部首:⽄
12画
“螽”で始まる語句
螽
螽蟖
螽捕
螽花