“尻声”の読み方と例文
読み方割合
しりごえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ジャズのラッパとは別の味がある。「灰汁桶あくおけのしずくやみけりきりぎりす」などはイディルレの好点景であり、「物うりの尻声しりごえ高く名乗りすて」
映画時代 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
七人の知らぬ子供達は皆じいっとして、木精の尻声しりごえが微かになって消えてしまうまで聞いている。どの子の顔にも喜びの色が輝いている。その色は生の色である。
木精 (新字新仮名) / 森鴎外(著)