“かたまり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
81.9%
凝塊2.6%
1.8%
凝固1.8%
集団1.8%
凝結0.9%
団塊0.9%
塊的0.4%
凍塊0.4%
凝團0.4%
0.4%
固体0.4%
固形0.4%
固形体0.4%
固形物0.4%
0.4%
塊団0.4%
塊團0.4%
塊状0.4%
0.4%
結塊0.4%
肉塊0.4%
茶塊0.4%
集團0.4%
集結0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
品川は青木に代ってそこを覗く勇気はなく、ごみだらけの板敷の隅っこにって、何かの黒いみたいに、身動きもしないでいた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そこにはまた、すこぶる珍らしいガラスのと、結晶石の大きい凝塊と、小さい点のある鉄の綱と、琥珀と、非常に有力な天然磁石とが発見された。
「雷鳴の最中には、監物殿のお邸のうえのあたりから、火のが、四方八方に飛び散った」
不動像の行方 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その代り腹へ入って胃液のために凝結したり、あるいは外の酸類にて凝結するから胃と腸とがその凝固いて消化させるまでに何ほどの手数をかけるか知れない。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
白い月光の中に、通行人をあらためる町役人の集団が、黒かった。提燈の灯が、かどかどに揺れうごいていた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
私が見付けた時にはそれがもうほとんど毛虫だか何だか分らないような団塊になっていたが、ただその囲りから突き出た毛束によってそう考えられたのである。
蜂が団子をこしらえる話 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
くまで仕事をしてから床に這入つたので、重々しい睡気が頭の奥の方へ追ひ込められて、一つのとげ/\した塊的となつて彼の気分を不愉快にした。
An Incident (新字旧仮名) / 有島武郎(著)
彼はさう堅く歯を噛み合はして、を堅く閉ぢて、もう一遍寝入らうとめて見た。塊的になつた睡気は然し後頭の隅に引つ込んで、眼の奥がえて痛むだけだつた。
An Incident (新字旧仮名) / 有島武郎(著)
透間がちよろりとくやうに、茶色偏平したとはれるのが、もぞり、がさりとしづゝつて、ばさ/\とる、ときさやがて三俵法師たもの、だらけの凝團
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
金剛石だって、高々人間が大事がってっておくもんだよ、だね。金と灰吹はるほど汚いというが、その宝を盗んで来るのは、塵芥溜から食べ荒しをほじくり出す犬と同一だね、小汚ない。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
銘々くの字型に身をめて、濡れ放題の自暴自棄、いつしか履物もすっ飛んで尻端折りに空臑裸足、勘次は藤吉を、藤吉は彦兵衛を、彦は甚右衛門をと専心前方を往く一際黒い固体を望んで
牛乳をてその中へ梅や桃の液をすと牛乳中の脂肪が水分と分離して白い固形になる。それと似たように鰻の毒分へ何か化学作用を起すのに違いない。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
……脳髄は無神経、無感覚の蛋白質の固形体に過ぎない……。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それは他事でもない、その脳髄と自称する蛋白質の固形物自身が、古往今来、人体の中でドンナ役割をつとめているのか、何の役に立っているものか……という事実を
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一枚のが開いてゐるのだ、それはロチスター氏の部屋の扉であつた。そしてまく煙は一になつて其處から吹き出してゐるのだ。
体内へ、色、香、味のある塊団を入れると、何か身がれるような気がした。空気のような喰べものは無いかと思う。腹が減るとえは充分感じるのだが、うっかり喰べる気はしなかった。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
サーカスの中の馬の眼には、人達の塊團が恐ろしく見えるであらう。私達が、これ等の山の麓へ立つてゐるときは、如何にも自分等の小さなことが思はれる。
霧の旅 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
こういう雲の厚い層があって、その中を雪の結晶が降って来ると、沢山の雲粒が、上へ上へと凍りついて、だんだん塊状になる。とくに立体的の雪に、沢山この雲粒がつくと、氷粒の塊になる。
鼻の横に黒い血のが盛り上る。
月蝕 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何卒十分に言はせて下さイ——僕は常に母の不心得を、仮令無教育の為めとは言ひながら実に情ないことと思ふのです、大洞の伯父——で不義貪慾結塊です、父さんの如きもですか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
見れば種牛はから胴へかけて四つの肉塊切断られるところ。右の前足の股の肉は、既に天井から垂下る細引に釣るされて、海綿を持つた一人の屠手が頻と其血を拭ふのであつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
で茶二を固めたところの長方形の茶塊(長さ一尺幅六寸五分厚さ三寸)一個が、我々がラサ府で買います値段が二円七十五銭。それは番茶のごく悪いのである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
が、途端に、ぱちぱちがして、ばら/\と飛着いた、棕櫚いのは、幾千萬ともれない集團であつたのです。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
今のいままでの川ながれ塵埃集結と見えていた丸い物が、スックと水を抜いて立ちあがったのを眺めると、裸ん坊の泰軒先生!
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
やがて工事場の取片づけが始まって、木箱は部屋から外へばれていった。そのあとに、ぼくは、コンクリートの縄片などと一緒に残っていた。
もくねじ (新字新仮名) / 海野十三(著)