“かたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
59.0%
19.9%
5.1%
4.5%
凝固3.8%
密集2.6%
凝結1.9%
北風0.6%
固化0.6%
群集0.6%
0.6%
集団0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疑いのりをその日その日の情合で包んで、そっと胸の奥にしまっておいた奥さんは、その晩その包みの中を私の前で開けて見せた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それは、多分に彼の変態性の欲望が原因したのであったが、職業とする所の趣味道楽が、ひどくったことも一部のをなしていた。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
八蔵は泰助にあれば、その頭蓋骨は砕かれけん髪の毛に黒血りつきて、頬より胸に鮮血り眼を塞ぎ歯をり、二目とは見られぬ様にて、死しおれるにもかかわらず。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私はしばらく指を唇にあてゝ、此黙つてゐ乍ら力み出す黒いりに見入つた。何だが涙がそうつと込み上げて来た。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
「血が、十分に凝固っていぬところを見ると、斬って間も無いが——一刀で、往生しとる。余程の手利きらしい」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
巴且杏時分には、おのお稻荷さまの横手にあるにも、あの密集つてりました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
第七十二 林檎のゼリー 前の通りに煮て出た布巾で漉してまた四十分間湯煎にして四角な器へ入れて二、三日置くと自然と凝結ってゼリーになります。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
利根川は北風いなさの吹き替へにむれてくだる帆つぎてのぼる帆
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
心底のさっぱりした者の塗ったのは、さあッと乾いて、しっくり固化っていて、まるっきり上りが違う。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
洋卓きなものでした、が、彼等は三つともに一群集つてました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
しかも三つともっていたから、なおさら変であったが、自分が這入るや否や、三つの頭はたちまち離れた。その間から、が見えたんである。壺の下からが見えたんである。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)