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団
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かたまり
ふりがな文庫
“
団
(
かたまり
)” の例文
旧字:
團
ただ夢中になって反っちまって、白い胸を開けて見ると、肉へ響いて、
団
(
かたまり
)
が動いたと言います。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「雷鳴の最中には、監物殿のお邸のうえのあたりから、火の
団
(
かたまり
)
が、四方八方に飛び散った」
不動像の行方
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
男や女が仕事しかけた手を休めて、
屋外
(
そと
)
へ出て見るとか、空を仰ぐとかする時は、きっと浅間の方に非常に大きな煙の
団
(
かたまり
)
が望まれる。そういう時だけ火山の
麓
(
ふもと
)
に住んでいるような
心地
(
こころもち
)
を起させる。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私の頭には八番の
陰火
(
けちび
)
と云うことが思いだされた。と、また松の上に火の
団
(
かたまり
)
が見えて、見えたかと思うと、またばらばらに散った。私の頭はじゃんとして体が痺れたようになった。
鷲
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
見たよ、なんでも俺が歩いていると、火の
団
(
かたまり
)
が、其処からも此処からも、一面に飛んで来るので、俺はその火に触るまいと思うて、彼方によけ、此方によけ、それをよけるに困ったよ
不動像の行方
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
“団”を含む語句
集団
蒲団
団欒
団子
団十郎
大団円
座蒲団
布団
一団
羽団扇
団栗眼
団々
煮団子
団長
十団子
団体
団扇
炭団
地団駄
渋団扇
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