まどか)” の例文
旧字:
添寝の夢も、まどかには、結びかねたるこの頃に、深いたくみの紅葉狩。かりに行て来て、帰るさの、道はさながら鬼女の相。心の角を押隠す、繻珍の傘や、塗下駄に、しやなりしやなりとしなつくる。
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)