かた)” の例文
誰でも人は胸に燃え立つ火のかたまりをさめて居るものです、火の口を明けて其を外へき出さぬ程心苦しいことはありませぬ、世の中の多くは其れを一人のかたに献げて満足するのです、けれど
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「ぢや、お嬢様も其れを一人のかたにお上げなさればいぢや御座いませんか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)