“易(かへ)” の例文
趙(てう)の恵王(けいわう)が夜光の玉を、秦(しん)の照(せう)王が城(しろ)十五を以て易(かへ)んといひしは、加嶋屋が北国の明玉(めいぎよく)を身上(しんしやう)尽(つく)して買(かは)んと約(やく)せしに類(るゐ)せり。
ロミオ アーメン、アーメン! 如何(どん)な悲哀(かなしみ)が來(こ)ようとも、姫(ひめ)の顏(かほ)を見(み)る嬉(うれ)しさの其(その)刹那(せつな)には易(かへ)られない。
何(なに)がさて萬金尚(な)ほ易(かへ)じと愛惜(あいせき)して居る石のことゆゑ、雲飛は一言のもとに之を謝絶(しやぜつ)して了(しま)つた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
与次郎が切符を売る所を見てゐると、引き易(かへ)に金(かね)を渡すものからは無論即座に受け取るが、さうでない学生には只(たゞ)切符丈渡(わた)してゐる。気の小(ち)さい三四郎が見ると、心配になる位渡(わた)して歩(ある)く。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
趙(てう)の恵王(けいわう)が夜光の玉を、秦(しん)の照(せう)王が城(しろ)十五を以て易(かへ)んといひしは、加嶋屋が北国の明玉(めいぎよく)を身上(しんしやう)尽(つく)して買(かは)んと約(やく)せしに類(るゐ)せり。