“手易”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たやす87.5%
てやす12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
分水嶺は既に独逸ドイツの国境を越して墺太利オーストリーの領分になつてゐるので、さう手易たやす其処そこを極めることは出来ないやうである。
イーサル川 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
が、天才を信じない犬たちは——いや、天才を発見することは手易たやすいと信じてゐる犬たちはユダヤの王の名のもとに真のユダヤの王をあざけつてゐる。
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
武蔵はいつのまにか、裏口から戸外おもてへまわり、お杉ばばや、こもや、お稚児ちごや、手易てやすい者へ先に挑戦して行ったらしい。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)