“安易”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんい50.0%
らく25.0%
やすやす8.3%
イージー8.3%
イーズ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ついあひだとんさんにつて、はなしると、十圓じふゑんおどかすより九九九くうくうくうはうが、音〆ねじめ……はいきぎる……耳觸みゝざはりがやはらかで安易あんいい。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
他人ひとのことを美人だなどと言ふくらゐなら、いつそ悪魔と接吻でもする方がよつぽど安易らくなはずぢやが——その哥薩克娘カザーチカのふくよかな頬が見るからに瑞々みづみづしくて
いかにも安易やすやすとして清げなさまで、昨日までの陋苦むさくるしい有様とはあまり違って、立勝たちまさって見ゆる紳士ぶりに、生きている方がよいか、死んだ者の方がよいかと妙な風な考えになって
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
青々と活きた姿を見せる一本として安易イーズに立脚することをがえんぜざる霊木である。
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)