“ヤス”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:やす
語句割合
20.0%
20.0%
10.0%
夜須10.0%
10.0%
10.0%
10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春洋は、今こそまことに、トホの 関塞ミカドの防人として、夜の守り・日の衛りにつかへて、ヤスい日とてはあるまい。
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
先人ヲ追イ越スハヤス
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ココニ至リ 累年ルヰネン宸襟シンキンヤスンゼンガ為
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜須ヤス 「ヤシ」網を引く。
土佐の地名 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
此人アルトキハ陣中自ラ重キヲナシ、将卒モミナ何トナクヤスンジケリ。——とまで、三軍に仰がれていた重治だった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荒れ/\し人も神輿もヤスみをり
松本たかし句集 (新字旧仮名) / 松本たかし(著)
「御体ヤスからず大坐オホマしますによりて占へ求むるに、稲荷の社の樹を伐れる罪、祟りに出づと申す……」。「たゝりにいづ」と言ふ語と「ほにいづ」と言ふ語とには、輪郭には大した変りはない。
予モ君モ共ニ漢朝ノ臣タリ、マタ民ヲヤスンズルヲ以テ徳トシ任トスル武門ノ棟梁トウリョウデハナイカ。仁者相争ウヲワラッテカ天ハ洪々コウコウノ春水ヲミナギラシ、君ノ帰洛ヲ促シテイル。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)