“聞度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききたく25.0%
きゝた25.0%
きゝたく25.0%
きゝたし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むか/\と其声聞度ききたく身体からだむきを思わずくるりとかゆる途端道傍みちばたの石地蔵を見て奈良よ/\誤ったりと一町たらずあるくむこうより来る夫婦づれ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
女「何御用か知ませんが少々用事も有ますので余りお手間の取れぬ様に願います」と云いつゝ老女は目科の差出す椅子に寄れり、目科は何所どこと無く威光高き調子を現わし「少し聞度きゝたい事が有るので、 ...
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
かたぶすぐにも樣子をさぐつて見樣が必ず短氣たんきな事などしまひ先の返事は翌日あすする程に少し成りとも小遣ひをといはれて小夜衣は千太郎が樣子を聞度きゝたく思ひしより金子すこし渡しければ長庵は夫よりすぐに三河町を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
種々いろ/\嘲哢てうろうせらるゝぞと思はずも少し言葉ことばを荒く云ひければの者申しけるは我等が名を聞度きゝたしと云ふ事なら何よりやすし我は此街道このかいだうで強盜を働き道玄次郎だうげんじらうと云ふぞくの頭なり御身如何に我を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)