“仁情”の読み方と例文
読み方割合
なさけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さゝ、速(はや)う去(い)なしゃれ。生存(いきながら)へて、後日(ごじつ)、自分(じぶん)は、狂人(きちがひ)の仁情(なさけ)で、危(あやふ)い所(ところ)を助(たす)かったとお言(い)ひなされ。
百両の金が何で要(い)るか知らぬがあれ程の悌順(やさしい)女を金に易(かえ)らるゝ者と思うて居る貴様の心がさもしい、珠運という御客様の仁情(なさけ)が半分汲(く)めたならそんな事云(い)わずに有難涙(ありがたなみだ)に咽(むせ)びそうな者。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
パリス おゝ、しまうた!……仁情(なさけ)があるなら廟(べう)を開(ひら)いてヂュリエットと一しょに埋(うづ)めてくれい。