氣臆きおく)” の例文
新字:気臆
「いや、お孃さんと與之助は至つて輕かつた。與之助などは、ひどく吐いた後はケロリとしてゐる、青くなつて寢てゐるのは、氣臆きおくれのせゐだ。あれだけ吐くと、大抵の毒も腹には溜るまい。運が良かつたのだ」