“気臆”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣臆
読み方割合
きおく50.0%
きおくれ33.3%
おく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
来客らいかくの目覚しさ、それにもこれにも、気臆きおくれがして、思わず花壇の前に立留まると、うなじからつまさきまで、の葉も遮らずかっとして日光した。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もとところには矢張やツぱり丈足たけたらずのむくろがある、とほくへけてくさなかけたが、いまにもあとの半分はんぶんまとひつきさうでたまらぬから気臆きおくれがしてあし筋張すぢばると、いしつまづいてころんだ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
会いたくないのか、そんな筈はない、突然なので気臆おくれがしたのかも知れぬ、ありそうなことだ、だが自分はどうだ。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)