“筋張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すじば80.0%
すぢば20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
バラーは直段ねだんやすい処で内ロースの半分位でしょう。ロース肉はシチュウにすると筋張すじばってかえっていけません。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
もとところにはやっぱり丈足じょうたらずのむくろがある、遠くへけて草の中へけ抜けたが、今にもあとの半分がまといつきそうでたまらぬから気臆きおくれがして足が筋張すじばると石につまずいて転んだ
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もとところには矢張やツぱり丈足たけたらずのむくろがある、とほくへけてくさなかけたが、いまにもあとの半分はんぶんまとひつきさうでたまらぬから気臆きおくれがしてあし筋張すぢばると、いしつまづいてころんだ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)