“横様”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこざま71.4%
よこさま28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
達二は思ひ切って、そのまん中のを進みました。けれどもそれも、時々れたり、牛の歩かないやうな急な所を横様よこざまに過ぎたりするのでした。それでも達二は
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
(若い坊様連れて川へ落っこちさっしゃるな、おらここに眼張がんばって待っとるに、)と横様よこざまに縁にのさり。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「お忘れあそばすな」と言ふさへに力籠ちからこもりて、その太股ふとももしたたつめれば、貫一は不意の痛にくつがへらんとするを支へつつ横様よこさまに振払ふを、満枝は早くも身を開きて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
わか坊様ばうさまれてかはつこちさつさるな。おら此処こゝ眼張がんばつてるに、)と横様よこさまえんにのさり。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)