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横様
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よこさま
ふりがな文庫
“
横様
(
よこさま
)” の例文
「お忘れあそばすな」と言ふさへに
力籠
(
ちからこも
)
りて、その
太股
(
ふともも
)
を
絶
(
したた
)
か
撮
(
つめ
)
れば、貫一は不意の痛に
覆
(
くつがへ
)
らんとするを支へつつ
横様
(
よこさま
)
に振払ふを、満枝は早くも身を開きて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
(
若
(
わか
)
い
坊様
(
ばうさま
)
連
(
つ
)
れて
川
(
かは
)
へ
落
(
お
)
つこちさつさるな。おら
此処
(
こゝ
)
に
眼張
(
がんば
)
つて
待
(
ま
)
つ
居
(
と
)
るに、)と
横様
(
よこさま
)
に
椽
(
えん
)
にのさり。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
女児
(
こども
)
らは騒ぐ、螢はツイと
逸
(
そ
)
れて水の上を
横様
(
よこさま
)
に。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
その声とともに貫一は
脚
(
あし
)
を挙げて宮の弱腰をはたと
踢
(
け
)
たり。地響して
横様
(
よこさま
)
に
転
(
まろ
)
びしが、なかなか声をも立てず苦痛を忍びて、彼はそのまま砂の上に泣伏したり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
古物千歳を経て霊ありというものあるいはこれか。老婆の
他
(
ほか
)
にまた一人あり。
味噌漉
(
みそこし
)
に襤褸を
纏
(
まと
)
いて枕とし、
横様
(
よこさま
)
に臥して動かざるは、あたかも死したる人のごとし。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“横”で始まる語句
横
横町
横柄
横面
横着
横浜
横合
横川
横臥
横腹