“雪意”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆきもよひ50.0%
せつい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我国の雪意ゆきもよひ暖国だんこくひとしからず。およそ九月のなかばより霜をおきて寒気次第しだいはげしく、九月の末にいたれ殺風さつふうはだへ侵入をかし冬枯ふゆがれ諸木しよぼくおとし、天色てんしよくせふ/\として日のひかりざる事連日れんじつ是雪のもよほし也。
○ 雪意ゆきもよひ
慶応二年の春とは名だけ、細い雨脚が針と光って今にも白く固まろうとする朝寒、雪意せついしきりに催せば暁天ぎょうてんまさにくらしとでも言いたいたたずまい、正月事納ことおさめの日というから二月の八日であった。