“せつい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セツイ
語句割合
薛偉40.0%
雪衣40.0%
雪意20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中国宋代の説話集「太平広記たいへいこうき」中の薛偉せついのはなし、明代説話集「古今説海ここんせっかい」にある「魚服記」、それらをもととした白話小説集「醒世恒言せいせいこうげん」中の「薛録事魚服証仙」等を典拠として構想した一篇で
夫人は、さてただ一人、壁に寄せた塗棚ぬりだな据置すえおいた、かごの中なる、雪衣せつい鸚鵡おうむと、差向さしむかひに居るのである。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
慶応二年の春とは名だけ、細い雨脚が針と光って今にも白く固まろうとする朝寒、雪意せついしきりに催せば暁天ぎょうてんまさにくらしとでも言いたいたたずまい、正月事納ことおさめの日というから二月の八日であった。