“据置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すえお28.6%
すえおき28.6%
すゑお28.6%
すゑおき14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫人は、さてただ一人、壁に寄せた塗棚ぬりだな据置すえおいた、かごの中なる、雪衣せつい鸚鵡おうむと、差向さしむかひに居るのである。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いつとなし足をぬいて、前借は据置すえおきのままに大増だいますの女中に住みこむなど、激しい気象のお神にも、ふせぐに手のない破綻はたんは仕方がなかった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
天狗てんぐまないたといひますやうな 大木たいぼくつたのが据置すゑおいてあるんです。うへへ、わたし内外うちときぬられて、そしてかされました。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二ツ取出しほどよき所へ据置すゑおき左右へは新らしきしきみの花をさし香爐臺かうろだいに香をくゆらし前にはむしろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)