“俎”の読み方と例文
読み方割合
まないた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
迷亭君は気にも留めない様子で「どうせ僕などは行徳ぎょうとくまないたと云う格だからなあ」と笑う。「まずそんなところだろう」と主人が云う。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼はまないたの上に大の字になってよこたわったように、ベンチの上にのびのびと横っていた。彼は伝教のことなどもう今はどうでもよかった。
比叡 (新字新仮名) / 横光利一(著)
天狗てんぐまないたといひますやうな 大木たいぼくつたのが据置すゑおいてあるんです。うへへ、わたし内外うちときぬられて、そしてかされました。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)