“諸木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もろき40.0%
もろぎ40.0%
しよぼく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬼王丸の本身たる数千歳を経た楠の木は谷の諸木もろきの王のようにいかにも厳かに立っている。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
家垣の椎の諸木もろぎの鏡葉の裏葉入り揉む雪おろしの風
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
我国の雪意ゆきもよひ暖国だんこくひとしからず。およそ九月のなかばより霜をおきて寒気次第しだいはげしく、九月の末にいたれ殺風さつふうはだへ侵入をかし冬枯ふゆがれ諸木しよぼくおとし、天色てんしよくせふ/\として日のひかりざる事連日れんじつ是雪のもよほし也。