“鎹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かすがい84.0%
かすがひ16.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔はよくひびの入ったレコードをにかわかすがいでつけて使ったものだが、針がかちかち打っつかるたびにひどくサウンドボックスを傷める。
巨材の木口こぐちには、かすがいを打って、かすがいには、綱がくくり付けられてある。その綱に、三十人余りの老人や女やわらべがつかまって
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かすがひといふともかくつよくは木と木をあはすをえじ、是に於て彼等はげしき怒りを起し、二匹の牡山羊をやぎの如くきあへり 四九—五一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
持し其翌年女子一人出生しければ夫婦ふうふの喜び云ばかりなく其名をおかうつけ兩人の中のかすがひと此娘お幸が成人するを明暮あけくれたのしみくらしけるとぞ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)