“木颪”の読み方と例文
読み方割合
きおろし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
星巌夫妻の遊跡をその詩賦に徴するに、行徳より道を北に取って、まず相馬そうま城址じょうしを探り、三月十五日の夕暮に木颪きおろしから舟に乗り月夜利根川を下って暁に潮来に著した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
木颪きおろしまで参りまする途中でもって馬方が此道こゝが近いからと云うて此処こゝを抜けて参りますと、悪漢わるものが出ましたものじゃから、馬方は馬を放り出した儘逃げてしまうと、私は大勢に取巻かれて衣服きものがれ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)