“オロシ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:おろし
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何處からか吹きこんだ朝山オロシに、御アカシが消えたのである。當麻語部タギマカタリの姥も、薄闇に蹲つて居るのであらう。姫は再、この老女の事を忘れてゐた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
何處からか吹きこんだ朝山オロシに、御アカシが消えたのである。當麻語部タギマカタリの姥も、薄闇に蹲つて居るのであらう。姫は再、この老女の事を忘れてゐた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
何処ドコからか吹きこんだ朝山オロシに、御灯ミアカシが消えたのである。当麻語部タギマカタリの姥も、薄闇にウヅクマつて居るのであらう。姫はフタタビ、この老女の事を忘れてゐた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
オロシに吹きサラされて、荒草深い山裾の斜面に、萬法藏院マンホフザウヰンの細々とした御燈ミアカシの、煽られて居たのに見馴れた人たちは、この幸福な轉變テンペンに、目を睜つて居るだらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
オロシに吹きサラされて、荒草深い山裾の斜面に、萬法藏院マンホフザウヰンの細々とした御燈ミアカシの、煽られて居たのに目馴れた人たちは、この幸福な轉變テンペンに、目を睜つて居るだらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)