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くんぷう
ふりがな文庫
“くんぷう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
薫風
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薫風
(逆引き)
翌る朝は、夜の明けないうちから、
津軽平
(
つがるだいら
)
の何十里に、笛太鼓の音が流れていた。初夏の
薫風
(
くんぷう
)
に白いつばさを拡げて、青田の上を
白鷺
(
しらさぎ
)
が群游していた。
鬼
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
みゑ子が手離しで歩きだしたと言って笑い、転んだと言っては騒ぎ、家のなかはいつも
薫風
(
くんぷう
)
瑞雲
(
ずいうん
)
が漂った。
盗難
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
すると、右門は縁側でひと吹き千両の
薫風
(
くんぷう
)
に吹かれながら、湯上がりの足のつめをしきりとみがいていましたが、にたりと微笑すると、いたわるようにいいました。
右門捕物帖:04 青眉の女
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
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