“御風邪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おかぜ50.0%
ごふうじゃ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「誰をも起さないなんて!」とか「書齋椅子ライブラリイ・ソフアでおやすみになつて、御風邪おかぜを召さなければようございますがねえ!」
「叔父さんは御風邪おかぜですか」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
御風邪ごふうじゃの由心配致しをりそうろう蒲柳ほりゅう御身体おからだ時節がらこと御摂生ごせっせい第一に希望致し候。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
御風邪ごふうじゃまだ御全快無之由存分御大事に願候。本日の面会日は謝絶致候。近来何となく人間がいやになり。この木曜だけは人間に合わずに過ごし度故先達失礼ながら御使のものにその旨申入候。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)