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『マスク』
ふりがな文庫
『
マスク
(
)
』
見かけだけは肥って居るので、他人からは非常に頑健に思われながら、その癖内臓と云う内臓が人並以下に脆弱であることは、自分自身が一番よく知って居た。 ちょっとした坂を上っても、息切れがした。階段を上っても息切れがした。新聞記者をして居たとき、諸 …
著者
菊池寛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1920(大正9)年7月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
脅
(
おびや
)
風邪
(
ふうじゃ
)
罹
(
かゝ
)
脅
(
おび
)
布片
(
ぬのきれ
)
癖
(
くせ
)
爽
(
さわ
)
素人
(
しろうと
)
脂
(
あぶら
)
脆弱
(
ぜいじゃく
)
脱
(
ぬ
)
自重
(
じちょう
)
衝心
(
しょうしん
)
触
(
さわ
)
貴君
(
あなた
)
遉
(
さすが
)
除
(
の
)
頻々
(
ひんぴん
)
頼
(
たの
)
咳
(
せき
)
傲然
(
ごうぜん
)
元町
(
もとまち
)
兼
(
かね
)
動悸
(
どうき
)
勢
(
いきおい
)
半
(
なかば
)
叮嚀
(
ていねい
)
含嗽
(
うがい
)
癒
(
なお
)
嗤
(
わら
)
愛惜
(
あいせき
)
抑
(
おさ
)
時候
(
じこう
)
流行
(
はや
)
満更
(
まんざら
)
激動
(
ショック
)
偶
(
たま
)