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『生と死との記録』
ふりがな文庫
『
生と死との記録
(
せいとしとのきろく
)
』
十月十八日、空が晴れて日の光りが麗しかった。十二時少し過ぎ、私はHの停留場で電車を下りて家へ歩いて行った。賑かなM町通りを通っていると、ふと私は堯に玩具を買って行ってやろうかと思った。玩具屋の店先には種々なものがごたごた並べてあった。私はそ …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「帝国文学」1918(大正7)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約39分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
坊
(
ぼん
)
下
(
しも
)
聖
(
せい
)
襁褓
(
おむつ
)
堪
(
こら
)
上
(
かみ
)
万燈
(
まんどん
)
坊
(
ぼっ
)
堯
(
たかし
)
瓦
(
グラム
)
階下
(
した
)
足座
(
あぐら
)
診
(
み
)
禁厭
(
まじない
)
独楽
(
こま
)
欠伸
(
あくび
)
札
(
ふだ
)
常
(
つね
)
他家
(
よそ
)
他
(
ほか
)