“凝滞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうたい66.7%
ぎやうたい11.1%
ぎようたい11.1%
ヲド11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小牧の凝滞ぎょうたいを見て、天下の耳目じもくは、あわや図に乗りすぎた秀吉が、ここで大つまずきをやるのではないかと危ぶんでいたが、それも
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何事でも凝滞ぎやうたいするところなしに押して行くことが出来た。
自然 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
俺は年をつた。愚癡になつたんだ。昔の生物学者が云つたやうに、人間の身体から一種の気が立つて行く、其気が適当に発散しないで凝滞ぎようたいすると病気が出る。俺も気の発散がとどこほつたのであらう。
畜生道 (新字旧仮名) / 平出修(著)
時が経つほど益お若返り遊ばし、又此穢れを祓ひふりかける淵の凝滞ヲドみの水の、変若ヲチ返りに愈変若ヲチ返り遊ばし、此又澄みきつた御鏡を御覧になつて、どこのどこまでも御覧じ遂げなされる様に
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)