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凝滞
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ぎょうたい
ふりがな文庫
“
凝滞
(
ぎょうたい
)” の例文
小牧の
凝滞
(
ぎょうたい
)
を見て、天下の
耳目
(
じもく
)
は、あわや図に乗りすぎた秀吉が、ここで大つまずきをやるのではないかと危ぶんでいたが、それも
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どれほど素直に育ったものか、そうまで
凝滞
(
ぎょうたい
)
する俺を鬱陶しいとも思わず、それからは毎日のように俺の部屋へ遊びにくる。中庭から声をかけて散歩に誘いだす、遊戯をする。
湖畔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
彼は
何
(
なに
)
故
(
ゆえ
)
にかくの如きことをなせしや。彼は
自
(
みず
)
から曰く、「
宿疴
(
しゅくあ
)
の胸腹に
凝滞
(
ぎょうたい
)
仕
(
つかまつ
)
り、
一円
(
いちえん
)
快愈の
兆
(
きざし
)
これ無きの姿に付き、一旦
烏頭
(
うず
)
、
大黄
(
だいおう
)
の激剤相施し申さず候えば、
迚
(
とて
)
も功験得難く候」
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
まだ世界の文化が非常に
偏頗
(
へんぱ
)
な状態にある証拠であり、従って大多数の人類がウィルソンの提議に現れたような正大な思想を、何の
凝滞
(
ぎょうたい
)
も曲解も反抗もなしに、空気を吸い水を飲むように
激動の中を行く
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
「もとよりそれはお館にも御信頼のことにござりますが、兵法の上よりみて、中入りの地に
凝滞
(
ぎょうたい
)
あるは、なんとしても、策を得たものではないと……」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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何の
扞格
(
かんかく
)
も
凝滞
(
ぎょうたい
)
も発見されず、極めて平和であるのです。
三面一体の生活へ
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“凝滞”の意味
《名詞》
凝滞(ぎょうたい)
滞って進展しないこと。
(出典:Wiktionary)
凝
常用漢字
中学
部首:⼎
16画
滞
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“凝”で始まる語句
凝
凝視
凝然
凝乎
凝結
凝固
凝議
凝脂
凝集
凝塊