“扞格”の読み方と例文
読み方割合
かんかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初、一、二年は、良沢と玄白との間に、なんら意見の扞格かんかくもなかった。が、彼らの力が進むに従って、二人はいつも同じような口争いを続けていた。
蘭学事始 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
元来思想上相容れなかったので思想上の扞格かんかくが感情上の乖離となって、一時は交際が殆んど途絶とだえていた。
しかして教育の事はなんら国際上に扞格かんかくを生ずることなく、世界に大なる貢献を為すことが出来る。学術は世界共通のものである。真理に国境なし、真理は共通である。
早稲田大学の教旨 (新字新仮名) / 大隈重信(著)