“扞”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ふせ	66.7%
あば	33.3%

ふせ

景公（けいこう）、穰苴（じやうしよ）を召（め）して與（とも）に兵事（へいじ）を語（かた）り、大（おほい）に之（これ）を説（よろこ）び、以（もつ）て將軍（しやうぐん）と爲（な）し、兵（へい）を將（ひき）ゐて燕（えん）・晉（しん）の師（し）を扞（ふせ）がしむ。穰苴（じやうしよ）曰（いは）く

国訳史記列伝：04 司馬穰苴列伝第四 (旧字旧仮名) ／ 司馬遷(著)

故に鶏を以て祀祭するなり〉と載せ、〈また俗説、鶏鳴まさに旦せんとす、人の起居を為す、門もまた昏に閉じ晨に開き、難を扞（ふせ）ぎ固を守る、礼は功に報るを貴ぶ、故に門戸に鶏を用うるなり〉。

十二支考：08　鶏に関する伝説 (新字新仮名) ／ 南方熊楠(著)

あば

わたくしは亡友の文疵（ぶんし）を扞（あば）くに意あるものではない。わたくしは今も猶思軒の文を愛好してゐる。

伊沢蘭軒 (新字旧仮名) ／ 森鴎外(著)

扞	漢検1級 部首:⼿ 6画