“ぎようし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凝視53.8%
凝脂46.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白い顏と、兩腕が暗闇くらやみ汚點しみのやうで、一さいが靜まり返つてゐる中で、恐怖の眼を光り動かして、私を凝視ぎようししてゐる、不思議な子供の姿が、本當の幽靈のやうに見えた。
だまつてをんな凝視ぎようししてゐたをとこは、まへとは全然ぜんぜんちがつたやさしさでいつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
神聖な處女の肌は、血の氣をうしなつて、清潔さそのものでした。こんもりした二つの乳房の神秘な曲線、鳩尾みづおちから腹部への、なだらかな凝脂ぎようし
それにしても、この曲者の手の柔かくしなやかなこと、ギユツと掴んだ平次のの中に、そのまゝ溶けてしまひさうな凝脂ぎようしは全く唯事ではありません。