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黒繻珍
ふりがな文庫
“黒繻珍”の読み方と例文
読み方
割合
くろしゅちん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くろしゅちん
(逆引き)
白の
角通
(
かくとお
)
しの
縮緬
(
ちりめん
)
、かわり色の
裳
(
もすそ
)
を払って、
上下
(
うえした
)
対の
袷
(
あわせ
)
の
襲
(
かさね
)
、
黒繻珍
(
くろしゅちん
)
に金茶で
菖蒲
(
あやめ
)
を織出した丸帯、
緋綸子
(
ひりんず
)
の
長襦袢
(
ながじゅばん
)
、冷く絡んだ雪の
腕
(
かいな
)
で、
猶予
(
ため
)
らう色なく、持って来た銚子を向けつつ
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
背きがち、
首
(
うな
)
だれがちに差向ったより炉の灰にうつくしい面影が立って、その
淡
(
うす
)
い桔梗の無地の半襟、お納戸
縦縞
(
たてじま
)
の
袷
(
あわせ
)
の薄色なのに、
黒繻珍
(
くろしゅちん
)
に朱、
藍
(
あい
)
、
群青
(
ぐんじょう
)
、
白群
(
びゃくぐん
)
で、
光琳
(
こうりん
)
模様に
錦葉
(
もみじ
)
を織った。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
黒繻珍(くろしゅちん)の例文をもっと
(2作品)
見る
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
繻
漢検1級
部首:⽷
20画
珍
常用漢字
中学
部首:⽟
9画
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