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天籟
ふりがな文庫
“天籟”の読み方と例文
読み方
割合
てんらい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てんらい
(逆引き)
その刹那聞こえて来たものが、例の
鼓
(
つづみ
)
の音である。春陽のようにも温かく松風のようにも清らかな、人の心を平和に誘う
天籟
(
てんらい
)
のような鼓の音!
開運の鼓
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
銀波、銀砂に
列
(
つら
)
なる千古の名松は、清光の
裡
(
うち
)
に風姿を
悉
(
つ
)
くして、
宛然
(
えんぜん
)
、名工の
墨技
(
ぼくぎ
)
の
天籟
(
てんらい
)
を帯びたるが如し。行く事一里、漁村
浜崎
(
はまさき
)
を過ぎて興
尚
(
なお
)
尽きず。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
さすがにかの欧米の天に
雷
(
らい
)
の如く響きわたりたる此等楽聖が
深潭
(
しんたん
)
の胸をしぼりし
天籟
(
てんらい
)
の遺韻をつたへて、耳まづしき我らにはこの一小機械子の声さへ、猶あたゝかき天苑の余光の如くにおぼえぬ。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
天籟(てんらい)の例文をもっと
(6作品)
見る
“天籟”の意味
《名詞》
風が物を鳴らす音。
優れた詩歌のたとえ。
(出典:Wiktionary)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
籟
漢検1級
部首:⽵
22画
“天籟”で始まる語句
天籟的
検索の候補
天籟的
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国枝史郎
石川啄木
夢野久作