“磨汁”の読み方と例文
読み方割合
とぎしる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みづへば、せい/″\こめ磨汁とぎしるでもくれさうなところを、白雪しらゆき蛋黄きみなさけ
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
米の磨汁とぎしるを飲むものもあれば松の樹の薄皮を引きむしってするめのようにして食うものもあり、赤土一升を水三升で解きそれを布の上へ厚く敷いて天日に曝らして乾いたところへの粉を入れて団子に円め
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
水と言えば、せいぜい米の磨汁とぎしるでもくれそうな処を、白雪に蛋黄きみなさけ
雪霊記事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)