“大旆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいはい85.7%
おおはた14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打倒尊氏の大旆たいはいをひるがえして、その郷土郷土からふるい立ち、信濃の宗良むねなが親王軍も、ぞくぞく碓氷うすい峠を南へくだっているという。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元大坂の吟味与力の陽明学者の大塩平八郎が飢民救済の大旆たいはいのもとに大坂城代を焼き打ちしたのはすなわちこの頃の事である。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ただ、かの醤の陣営の目印のような高き望楼ぼうろうには、翩飜へんぽん大旆おおはたひるがえっていた。
また、黄巾軍の徒党は、全軍の旗もすべて黄色を用い、その大旆おおはたには
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)