“おおはた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大旆42.9%
大旗28.6%
大幡14.3%
大畑14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、黄巾軍の徒党は、全軍の旗もすべて黄色を用い、その大旆おおはたには
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
村の鎮守の、大樟おおくすのき頂辺てっぺんに、大きな国旗が、掲げられた。村の「木昇りのじんさん」が決死の覚悟で、危ないところの頂辺まであがって、その大旗おおはたを結びつけたのであった。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
いよいよ丑の上刻となれば、露払い、御弓箭おゆみや大幡おおはた御楯みたて神馬じんめ、神主を先頭に禰宜、巫、神人。そのあとに八基の御神輿ごしんよ御饌みけ、長持。氏子総代に産子うぶこ三十人。
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
下北しもきた郡といえば本土の地図の一番の北で、旗のような形をしている半島であります。そこの大畑おおはた小目名こめなという村に「檜皮細工ひかわざいく」があります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)