手縄たづな)” の例文
と来り、前途ゆくてに立って、きっと見るより、仕丁を左右へ払いのけ、はた、とにらんで、牛の鼻頭はなづらを取って向け、手縄たづなを、ぐい、とめて、ずかずか我家の前。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)