“紲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きずな50.0%
きづな37.5%
あしぎぬ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その間とても、乳を吸い止まぬつよいきずな、膝にしがみついている小さい手の紲。この輦を六波羅へ引いてゆくのも老母の紲であった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我先に朽つべき肉の中にありて汝を愛せる如く今きづなを離れて汝を愛す、此故に止まらむ、されど汝の行くは何の爲ぞや。 八八—九〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
(最低保証の定給制もいくらか有ったのかもしれないが)——たとえば、写経一はりぜにもん、四十張で布一たん、八十張であしぎぬ一匹、といった程度。そして食物は一切精進だ。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)