“一者”の読み方と例文
読み方割合
ひとり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝はこの後唯一者ひとりにて我等の上なる魂を歎かしむるかの年へし妖女を見しや、人いかにしてこれがきづなを斷つかを見しや 五八—六〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
この時一者ひとりトスカーナのことばをきゝてうしろよりよばゝりいひけるは、くろずめる空をわけてはせゆく者等よ、足をとゞめよ 七六—七八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そのほか多くの者の名を彼一々我に告ぐるに、彼等皆名をいはるゝを厭はじとみえ、その一者ひとりだにさまをなすはあらざりき 二五—二七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)