“不羈”の読み方と例文
読み方割合
ふき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それリベルテーの語はこれを訳して自主、自由、不羈ふき独立等といふ。しかれどもその意義の深微に至りてはこの数語の能く尽す所にあらず。
白皙はくせきかんの強そうな顔、大股にさっさと歩く身ごなしなど、いかにも我儘わがままな、不羈ふき奔放そのものといった風格が感じられる。
足軽奉公 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
平時の荷抜き、喧嘩まぎれの掠奪、放火、暴行、私刑のやりくちなど、やはり不羈ふきの民たることは争えない。——だから、これを呼ぶに、時の人は
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)