早晩さうばん)” の例文
で、わたくしかたしんじてゐます。來世らいせいいとたならば、其時そのときおほいなる人間にんげん智慧ちゑなるものが、早晩さうばんれを發明はつめいしませう。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
さうふやうにかんがへてると、我國わがくに經濟界けいざいかい基礎きそ堅固けんごのものにらずして早晩さうばん變動へんどうすべき状態じやうたいのものであつたので、あたかひと自分じぶん收入しうにふでは生計費せいけいひ不足ふそくぐるをもつ毎月まいつき借入金かりいれきんをして
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
早晩さうばん此處こゝ立去たちさらねばならぬのである。
しかわたくし早晩さうばんれやうとおもひますのは、なんだかつておゐでになりますか。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
りともらぬミハイル、アウエリヤヌヰチは、大得意だいとくいで、佛蘭西フランス早晩さうばん獨逸ドイツやぶつてしまふだらうとか、モスクワには攫客すりおほいとか、うま見掛計みかけばかりでは、其眞價そのしんかわからぬものであるとか。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)