“知辺”のいろいろな読み方と例文
旧字:知邊
読み方割合
しるべ97.0%
ちかづき3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片鬢かたびんの禿げた乞食のおやじが、中気で身動きも出来なくなったのを、綺麗な若い女が来て、知辺しるべの者だからと引取って行ったそうですよ。
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
七宝寺に戻って、以前からの知辺しるべといえば、やはり誰よりもおばばとが濃い仲だった。そのおばばはまた、朝晩に七宝寺を見舞って
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又ある知辺ちかづきの言ふのでは、あれは三十年ぜん仏蘭西へ往つた時に覚えて来た癖ださうだが、それでも一向差支ない、折角仏蘭西まで往つて何一つ覚えなかつたとすれば