“かいしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戒心33.3%
会心29.6%
改心14.8%
回診3.7%
快心3.7%
戒愼3.7%
戒慎3.7%
海深3.7%
解縉3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当代の代表的人物が一堂にある今夜のような畳の上の場合のほうが、戦場以上に実は危険な場所であるという戒心かいしんなどはまったくないかの如き彼であった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、充分に長治の気色をうごかしてから、その最も戒心かいしんするところをいた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「世界で日本、日本で粕谷」に拍手喝采した諸君は、此時破顔一笑、会心かいしんのさざめきを以てむくうてくれました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
藤吉郎の返辞に池田勝三郎は、かえって会心かいしんな笑みをもらした。そして、馬上に移り、また会おうと別れ去った。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しんから改心かいしんしてくださらねば心元こゝろもとなくおもはれますとて女房にようぼううちなげくに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
わし屹度きつと改心かいしんさして見せるから、まアそんなに心配しないがいゝよ。なに世の中は案じるよりむが安いさ。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
谷村博士はどうしたのだろう? もっとも向うの身になって見れば、母一人が患者かんじゃではなし、今頃はまだ便々べんべんと、回診かいしんか何かをしているかも知れない。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
快心かいしんのほおえみをもらしたようにも思えたが、なにしろその人物は、茶色の、型のくずれたお釜帽子かまぼうしをまぶかにかぶり、大きな黒めがねをかけ顔の下半分は、黒いひげでおおわれていたので、その表情をはっきりたしかめることができなかった。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
功立ち名顯るゝに隨ひ、いつしか自ら愛する心起り、恐懼戒愼かいしんの意弛み、驕矜けうきようの氣漸く長じ、其成し得たる事業をたのみ、苟も我が事を仕遂んとてまづき仕事に陷いり、終に敗るゝものにて、皆な自ら招く也。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
訪問のあるという日は前兆があり、またはあらかじめ定まっていて、一家戒慎かいしんして室をきよめ、みだりに人を近づけず、しかも出入坐臥ざが飲食ともに、音もなく目にも触れなかったことは、他の多くの尊い神々も同じであった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しかし、なみ海深かいしん次第しだいあさくなるところ進入しんにゆうすると、それにつれてたかさをし、また漏斗じようごのようにおく次第しだいせまくなるところ進入しんにゆうしてもなみたかさがしてくる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
みずから道徳経註どうとくけいちゅう二巻をせんし、解縉かいしんをして、上疏じょうその中に、学の純ならざるをそしらしむるに至りたるも
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
支那しなありてより以来の大編纂だいへんさんたる永楽大典えいらくだいてんの成れるも、衍実に解縉かいしんともこれせるにて
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)