“快心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいしん50.0%
こころよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
快心かいしんのほおえみをもらしたようにも思えたが、なにしろその人物は、茶色の、型のくずれたお釜帽子かまぼうしをまぶかにかぶり、大きな黒めがねをかけ顔の下半分は、黒いひげでおおわれていたので
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
おさえ難い不安の念につれて、幾年となく忘れられていた苦痛がた起って来た。男同志さしむかいでいれば、三吉の方でも快心こころよく話せる。そこへお雪が入って来ると、妙に彼は笑えなかった。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)