快心こころよ)” の例文
おさえ難い不安の念につれて、幾年となく忘れられていた苦痛がた起って来た。男同志さしむかいでいれば、三吉の方でも快心こころよく話せる。そこへお雪が入って来ると、妙に彼は笑えなかった。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)