“心快”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころよ66.7%
こゝろよ16.7%
こゝろよく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく言ひつつ彼は艶々つやつやあからみたる鉢割はちわれの広き額の陰に小く点せる金壺眼かねつぼまなこ心快こころよげにみひらきて、妻が例の如く外套がいとうぬがするままに立てり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
せんじなどしけるが今宵は吾助の番に當りて例の如く次の間に寢て居たりしに喜内は熱氣ねつき少しうすらぎたるにや其夜は心快こゝろよげにすや/\と眠れる樣子なれば吾助は心に思ふ樣今喜内殿病につかねむりたるなれば假令たとへ寢首ねくび
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
心快こゝろよく請合うけあひけるにぞ半四郎は大いに悦び夫は千萬忝けなし夫にてまづ安心あんしん致したりしかしながら此金は兎も角も貴樣があづかおいくだされよと金子二十兩をかへして渡しあつく夫婦の身の上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)